ホームルーターでオンラインゲームを遊んでいるんだけど、ラグが多くてなかなか勝てない
それなら、回線契約から見直すことをおすすめします
自宅向けインターネット回線の一つである『ホームルーター』は、工事不要で気軽に導入できるのが大きな強みです。
一方で、モバイル回線を利用しているため周辺環境などの影響を受けやすく、どうしても通信が不安定になってしまうことがあります。
特に、FPSや格闘ジャンルなどのオンラインゲームを遊ぶ方や、テレワークやオンライン授業などで、常に通信が安定していないと困る方には、正直言ってあまりおすすめできません。
速度や安定性を重視したいなら、自宅のインターネット回線は『光回線』を選びましょう。
この記事では、光回線を選択するメリットや、おすすめの光回線サービスを3つ厳選して紹介いたします。
自宅向けのインターネット回線選びに悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
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自宅向けのインターネット回線は主に2種類ある
自宅向けのインターネット回線は主に2種類あります。
まずは、それぞれどんな特徴を持っているのかを確認していきましょう。
1.光回線
光回線は、電柱を走る光ファイバーを宅内に引き込みインターネットに接続するサービスの総称です。
導入時は工事必須で、申し込みから開通まで通常数週間~1カ月程度の期間が掛かります。
ただ、その分通信が安定していて速度が速く、かつ遅延なども起きにくいのが特徴です。
有名どころだと、フレッツ光、ドコモ光、ソフトバンク光、auひかりなどが光回線です。
- オンラインゲームを遊ぶ
- テレワークやリモート授業で利用する
- 動画配信を行う
- 重たいファイルをアップロードする
- 家族の3人以上がインターネットに接続する
- 1カ月のデータ使用量が多い
2.ホームルーター
ホームルーターは、専用端末でモバイル電波を受信し、パソコンやスマホ、ゲーム機などをインターネットに接続するサービスです。
スマホと同様モバイル電波を利用しているため、光回線のような工事は不要。
据え置き型の専用端末を契約し、コンセントに挿すだけでインターネットが利用できるようになります。
5G通信に対応している機種が増えてきたことで、下り速度は光回線並みに速くなってきました
有名どころだと、ソフトバンクエアー、ドコモ home 5G、WiMAXなどがホームルーターです。
- 工事が出来ない、またはしたくない
- すぐにWi-Fi環境が必要
速度や通信の安定性を重視する方には光回線をおすすめする理由
自宅のインターネット回線に速度や通信の安定性を求める方には、ホームルーターよりも光回線をおすすめします。
その理由を4つにまとめました。
一つずつ確認していきましょう。
1.モバイルより固定回線の方が通信が安定しやすい
ホームルーターはスマホと同様、モバイル電波を使用しています。
そのため、環境の影響を受けやすく、例えば高い建物に囲まれた場所などでは通信が安定しにくくなるといった懸念があります。
一方の光回線は、宅内まで光ファイバーを引き込みインターネットに接続するサービスです。
そのため、屋外環境の影響を受け速度が遅くなる心配はありません。
2.Ping値が低く抑えられる
Ping値は反応速度を表す値で、オンラインゲームなどを遊ぶ際に特に重要になります。
例えばFPSなどで、『コントローラーのボタンを押してから実際にキャラクターが銃を発射するまでの時間』と考えてみてください。
つまり、値が低いほどキャラクターが思い通りに動き、逆に高くなればラグが発生しやすくなりイライラしてしまうということになります。
オンラインゲームにおいて、いかにPing値が重要か分かるでしょう
速度測定サイトで公表されている光回線とホームルーターの平均Ping値は下表の通り。
光回線 | ホームルーター |
---|---|
27.2ms | 81.4ms |
光回線の方が反応速度が圧倒的に速いことが分かります。
3.通信制限にひっかかる恐れが少ない
光回線もホームルーターも基本的にはデータ容量無制限。
つまりインターネット使い放題です!
ただし、ほとんどのホームルーターは下記のような注釈が付きます。
当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。
NTTドコモ公式サイト
サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
SoftBank公式サイト
- ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
- 特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアのお客さまについては、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
au公式サイト
Twitterなどで検索すると、実際にホームルーターを使っていて『通信制限に引っかかったのでは?』とつぶやいている方がたくさん見つかりました。
5Gに変わってからホームルーター通信制限すぐかかるんだけど困る
— ChaKi ⏱️ (@ohuuuzake) March 3, 2023
ちなみに、制限される際に特に連絡は来ないので、本当に制限に引っかかったのかは通信事業者しか分かりません
一方の光回線は、常識から逸脱するほど大量のデータ通信をしない限り、基本的に速度制限を掛けられることはありません。
大家族でも、みんなで思いっきりインターネットを楽しめます。
4.ホームルーターの端末代金より光回線の開通工事費の方が安い
光回線って工事が必要なんでしょ?導入費用が高そうだなぁ
導入時の手軽さから、なんとなくホームルーターの方が光回線より初期費用が安く済みそうだと考えていませんか。
実は、そんなことはありません。
ホームルーターは開通工事を行わない代わりに、専用端末を入手する必要があり、その端末代金がとても高額なんです。
光回線の開通工事費とホームルーターの端末代金をキャリアごとに比較してみました。
光回線 | ホームルーター | |
---|---|---|
ドコモ | ≪ドコモ光≫ :22,000円 :22,000円 無料 | ≪home 5G≫ 71,280円 実質無料 |
ソフトバンク | ≪ソフトバンク光≫ 31,680円 実質無料 | ≪ソフトバンクエアー≫ 71,280円 実質無料 |
au | ≪auひかり≫ :41,250円 :33,000円 実質無料 | ≪au ホームルーター 5G≫ 39,600円 実質無料 |
ご覧の通り、特にドコモ home 5Gとソフトバンクエアーの端末代金の高さが際立ち、光回線の工事費の方が安いことが分かります。
尚、光回線の開通工事費もホームルーターの端末代金もキャンペーンにより『無料』、もしくは『実質無料』になるケースが多いです。
結局無料になるなら、高くても安くても一緒じゃない?
いいえ、『無料』なら気にしなくて良いのですが、『実質無料』については元の料金が安いに越したことはありません。
というのも、実質無料は工事費や端末代金を最初から0円にするわけでは無く、同等額を数年かけて割り引く仕組みになっていて、途中で解約すると残債を請求されてしまうためです。
初期費用が高いと、短期解約した際に思わぬ高額請求が発生してしまいます
光回線とホームルーターの月額料金に大きな差は無い
自宅のインターネット回線は、速度や安定性だけでなく、出来れば料金も安く抑えたいところ。
そこで、光回線とホームルーターの月額料金を比べてみました。
光回線 | ホームルーター | |
---|---|---|
ドコモ | ≪ドコモ光≫ :5,720円 :4,400円 | ≪home 5G≫ 4,950円 |
ソフトバンク | ≪ソフトバンク光≫ :5,720円 :4,180円 | ≪ソフトバンクエアー≫ 5,368円 |
au | ≪auひかり≫ :5,610円 :4,180円 | ≪au ホームルーター 5G≫ 5,170円 |
ご覧の通り、光回線とホームルーターの月額料金に大きな差はありません。
ホームルーターの月額料金は、光回線の戸建て向けプランより安く、マンションプランより高くなっていることが分かります。
速度や安定性を考慮すると、光回線の方がコスパが優れているということです
光回線よりホームルーターを選んだ方が良いケース
速度や安定性を重視したい方には基本的に『光回線』をおすすめしますが、場合によってはホームルーターを選んだ方が良いケースもあります。
それぞれ理由を見ていきましょう。
1.工事が出来ない、またはしたくない
光回線は開通時に工事が必要です。
そのため、工事が出来ない住宅にお住まいの方は、そもそも導入することが出来ません。
光回線の対応エリア外にお住まいの方も同様です。
また、様々な事情でどうしても工事をしたくない方もいるでしょう。
そういった方には、工事不要で手軽に導入できるホームルーターが救世主となります。
2.すぐにWi-Fi環境が必要
光回線は工事を行うため、申し込みから開通まである程度の期間を要します。
通常時は2週~1カ月程度で、引越し繁忙期などに当たると2~3カ月かかってしまうケースも少なくありません。
一方、工事不要のホームルーターなら端末を入手してコンセントに挿すだけでWi-Fiが飛び始めます。
すぐにWi-Fi環境が必要な方にとっては、非常にありがたい通信サービスです。
安定性や速度重視の方におすすめの光回線 3選
安定性や速度重視の方におすすめの光回線は次の3つです。
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
auひかり | 468.58Mbps | 444.12Mbps | 17.97ms |
ソフトバンク光 | 326.41Mbps | 255.56Mbps | 16.59ms |
ドコモ光 | 274.21Mbps | 233.55Mbps | 20.78ms |
下り速度順に紹介いたします。
1.auひかり
auひかりは、スマホキャリアのKDDIが運営している光回線サービスです。
その大きな特徴は、なんといっても独自回線ゆえの速さ!
日本の光回線系インターネットサービスの多くは、NTTのフレッツ光回線をシェアして利用しています。
一方、KDDIは自社で保有している回線網と、ダークファイバーと呼ばれるNTTの予備回線網を使ってインターネットサービスを提供しています。
そのため、回線混雑が起こりにくく、快適な速度でインターネットが利用できるんです!
また、auひかりは高速でインターネットが利用出来る独自の通信方式『デュアルスタック』を採用しています。
標準対応ですので、別途申し込みしたりオプション料金が発生する心配は無く、誰でも最初から高速通信が楽しめます。
速度重視の方には、間違いなくおすすめの光回線です。
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auやUQモバイルスマホとのセット割あり
2.ソフトバンク光
ソフトバンク光は、NTTのフレッツ光回線と、ソフトバンクグループのプロバイダ『Yahoo!BB』のサービスをセットにして提供している光回線系インターネットサービスです。
独自の高速通信規格『IPv6高速ハイブリッド』に対応していて、これを利用すればサクサク快適にインターネットが利用できます!
IPv6高速ハイブリッドは、初期費用・月額料金ともに無料。
ただし、別途『光BBユニット』という専用ルーターを接続する必要があり、こちらは月額料金が掛かるレンタルオプションですのでご注意ください。
光BBユニット 月額料金 | 513円 |
---|
ちなみに、光BBユニットをレンタルしなくてもインターネットには繋がりますが、夜間や休日など多くの方がインターネットを利用する時間帯に、速度が遅くなる可能性があります。
ソフトバンク光を契約するなら『光BBユニット』をレンタルした方が無難です
尚、ソフトバンクスマホやワイモバイルスマホを契約している方は、ソフトバンク光とセットで利用することで『おうち割 光セット』という割引サービスが適用できます。
スマホの月額料金が割引になるほか、以下の3つのオプションサービスがセット料金の550円で利用できるようになります。
オプションパック(セット割)
光BBユニット | 高速通信が出来るようになる専用ルーター |
---|---|
Wi-Fiマルチパック | 光BBユニットからWi-Fiが飛ばせるようになる |
ひかり電話サービス | 光回線を利用した固定電話サービス |
そのため、ソフトバンク光は割引対象スマホをお持ちの方に特におすすめです。
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カンタン申請でキャッシュバックが貰えます!
3.ドコモ光
ドコモ光は、NTTのフレッツ光回線と、提携プロバイダのサービスをセットにして提供している光回線系インターネットサービスです。
大きな特徴は、用意されている23社の提携プロバイダから利用者が好きに選べるところ。
そして、どのプロバイダを選ぶかでサービスや通信速度が変わってきます。
提携プロバイダの中には、高速通信規格に標準対応しているところと、別途申し込みが必要なところ、そもそも対応していないところがあります。
通信速度を求めている方は、高速通信規格に標準対応しているプロバイダを選びましょう!
- GMOとくとくBB
- @nifty
- BIGLOBE
- plala
上記のプロバイダであれば、別途申し込みなどをしなくても高速通信が利用できますし、Wi-Fiルーターの永年無料レンタルも付いているので安心です。
\ 開通工事費無料! /
ドコモスマホとのセット割あり
光回線の工事が出来ない方におすすめのホームルーター 3選
工事が出来ない、もしくはしたくなかったり、すぐにWi-Fiが必要な方はホームルーターの導入を検討しましょう。
下り速度 | 上り速度 | Ping値 | |
---|---|---|---|
ドコモ home 5G | 219.24Mbps | 21.22Mbps | 50.84ms |
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ※auホームルーター5Gと同機種 | 127.37Mbps | 17.63Mbps | 54.63ms |
ソフトバンクエアー | 78.6Mbps | 8.17Mbps | 44.76ms |
こちらも下り速度の速い順に紹介いたします。
1.ドコモ home 5G
home 5Gは、信頼度の高いNTTドコモのモバイル電波網を利用したホームルーターです。
速度測定サイトの実測値などを見ていると、5G接続時は下り速度で800Mbpsを超えるなど、しばしば光回線よりも速い値を叩き出しています。
上り速度やPing値はまだ光回線に及びませんが、モバイル電波の将来性を感じさせてくれます
ドコモの5Gエリアにお住まいでしたら、検討する価値は十分にあるでしょう。
\ 下り速度は光回線に匹敵! /
キャッシュバックキャンペーン展開中
2.au ホームルーター 5G
au ホームルーター 5Gは、auの5G/4G LTEと、UQ WiMAXのモバイル電波網を利用したホームルーターです。
au ホームルーター 5Gのメリットは、KDDIグループのスマホとセット割が組めることです。
auスマホとのセット割は『auスマートバリュー』といい、割引額は最大1,100円。
UQモバイルスマホとのセット割は『自宅セット割』と言い、割引額は最大1,100円。
どちらも家族のスマホも併せて最大10台まで割引対象に出来ます。
ちなみに、合計10台までなら併用可能です
自分や家族が対象スマホを利用しているようでしたら、au ホームルーター 5Gを検討してみましょう。
\ au・UQモバイルとセット割が組める /
オトクなキャッシュバック窓口あり
3.ソフトバンクエアー
ソフトバンクエアーは、3大キャリアの中で一番歴史の古いホームルーターです。
初号機のAirターミナルは下り最大110Mbpsしかありませんでしたが、そこからAirターミナル2、3、4、4 NEXTとどんどん進化していき、『5』でついに5Gに対応!
最大通信速度も2.1Gbpsまでアップしました。
そんなソフトバンクエアーのメリットは、ソフトバンクグループのスマホとセット割が組めることです。
ソフトバンクスマホとセット割は最大1,100円、ワイモバイルスマホとのセット割は最大1,650円の割引が適用できます。
どちらも家族のスマホを合わせて最大10台まで。
スマホの契約状況によってはソフトバンクエアーの月額料金より割引額の方が大きくなるので、対象スマホを契約している場合はチェックしてみてください。
\ おうち割 光セットがお得 /
カンタン申請でキャッシュバックが貰えます!
【まとめ】速度や安定性重視なら光回線がおすすめ!
速度や安定性を重視する方が光回線を選択するメリットや、おすすめの光回線サービスを3つ厳選して紹介しました。
今記事のまとめです。
自宅のインターネット回線に速度や通信の安定性を求める方には、ホームルーターよりも光回線をおすすめします。
その理由は4つ。
ホームルーターは、光回線の工事が出来ない、またはしたくなかったり、すぐにWi-Fi環境が必要な方の代替手段とお考えください。
おすすめの光回線サービスは次の3つです。
オンラインゲームを遊んだり、テレワークなどで自宅のインターネット回線を利用する予定なら、上記の中から選ぶとよいでしょう。